巷でも甘酒と豆乳を合わせて飲むことは人気ですが、これは甘酒と豆乳をただ混ぜ合わせるだけというもの。
もともと、甘酒はブドウ糖やビタミンB、必須アミノ酸も含まれることから健康・美容面共に効果が高く別名「飲む点滴」。
また豆乳も、甘酒同様の健康・美容面に効果が高く女性に人気があるだけでなく、良質な植物性たんぱく質を手軽に補えるとして、いまや男性にも人気なもの。
“発酵豆乳”はそんな健康にも美容にも納得なコンビたちを、発酵の相乗効果でよりパワーアップさせるのだそうです。
なんとっ豆乳を麹で発酵させると、甘酒単品と比べアミノ酸成分全体的に約2倍以上になるというので驚きでした(!)
【成分比較表を見るとびっくりな発酵豆乳の麹菌効果。 データ写真提供:菱六】
もともと麹好きで自宅で塩麹や甘酒を作っているライター鈴木。興味が抑えきれず、今回は助野さんに教わった“発酵豆乳”を作ってみました。
用意するのは、こちら。
・発酵メイカー(甘酒が作れる温度のものがベスト)
・麹パウダー 100g or 乾燥麹、
・無調整豆乳 250~300cc
はじめに発酵メーカーに無調整豆乳を計り入れ、その上から麹を入れ、泡立て器などでよくかき混ぜます。
しっかりと混ぜ合わせたら、発酵メーカーを60度に設定して、約10時間待ちます。
出来上がったのが、こちら!
今回はせっかくなのでパウダーと固形の両方に挑戦!
麹パウダーで作った発酵豆乳は、とってもクリーミーな口当たりがまるでスープのよう!
甘酒の優しい甘みで豆乳が苦手な方にもおすすめ出来そうな味わいです。
クリーミーさを生かしてサラダのソースやヨーグルトソースとして、アレンジするのも美味しそうです。
また、固形の粒状の麹は、つぶつぶとした食感が楽しめて朝食にもなりそうな感じです。
麹パウダーより少し甘みが少なく感じましたが、それでも十分優しい甘さを感じるのでダイエット中のおやつ代わりにもオススメです。
手軽に作れて美容にも健康にもメリットいっぱいなんて。。
食欲の秋が押し寄せてくるいまの季節、お口が寂しい時のお供に良さそうですっ。
今回ライター鈴木は発酵メーカーを持っていましたが、ない場合は魔法瓶でも作れるとのこと!
ぜひ、皆さんも試してみてくださいね。
色々とお伺いした中で、助野さんにとっての麹の存在とはと伺うと「ちょっと気難しいワガママな女性」と茶目っ気たっぷりに仰っていたのが印象的でした。
種麹つくりは麹菌と寄り添うように過ごすことで胞子を沢山付けてくれるという、目には見えないけれど「意志がある」ような麹菌たち。
目には見えない不思議な流れで種麹作りを始めた助野さんはもしかしたら「意思ある麹菌たち」に導かれたのかもしれません。
日本人として忘れてはならない大事な発酵文化。食欲の秋に今一度、改めて食卓に取り入れてみてはいかがでしょうか?
店舗・施設名 | 菱六もやし |
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住所 | 京都市東山区松原通大和大路東入二丁目轆轤町79 |
電話番号 | 075-541-4141 |
Writer鈴木あみ
Writer鈴木あみ
旅とお酒と音楽と自然が大好きな旅人ライター。
現在、京都でお酒の修行中。