グルメ・お土産

2018.09.03

こんなにたくさんのボトルを見ると、ちょっといつもと違う銘柄も気になるのがウイスキー。

 

カウンターの端に、小さ目の樽が2つ。「レトロ」「先斗町」と書いてあります。この樽は?

「そちらは当店オリジナルブレンドのウイスキーです」

「“レトロ”は国産ウィスキーをオリジナルブレンドしたもので、マイルドなあじわいが持ち味ですね。“先斗町”はスコッチの古酒をブレンドしたものです。かなりパンチもあるのでハイボールもおすすめです。レモン不要で飲めますよ。「お酒の美術館」は京都市内に数店舗ありますが、京都の地名が付いたオリジナルブレンドが各店舗にあります。ぜひ色々飲み比べてくださいね」

地名がお酒の名前っていうのはなぜかウイスキーは多いよね。名前と、味のイメージを比べるのも面白そう。そろそろ2杯目いこうかな。何にしよう?

「ウイスキーのトワイスアップはいかがですか?」

トワイスアップは、ウィスキーを同量程度の水で割る飲み方。香りを楽しみたい方にお勧めです。トワイスアップ、いいね。そうしよう。あと、すこしおつまみいただければ。

「では私の好きな炙りもの、“炙りカマンベール”などどうでしょう?」

久しぶりにブラントンをトワイスアップにしてもらい、「カマンベールの炙り」とともに。うーん、これは香りがたまらん。

実は今日は少々日の高いうちからここにきたのですが、やっぱ明るいうちから飲むのって、いいね。訳もなく優越感感じる。

「そうですよね! 目標は“お酒の美術館”が、日本に昼飲み文化を根付かせることなんです!」

「海外ではパブとか、お昼からでも飲める所って多いんですけれど、日本ではホテルやなど一部の施設を除いて、日本ではまだまだお昼から飲めるところは少ないんです。それを、お昼から飲むというのを文化的に根付かせられたらと思っています」

なるほど確かに、日本ではまだ「昼から飲む」が市民権を得ているとは言えない状況。
そのためにはまず「お酒の美術館」さんを知ってもらわなきゃ!
ところで“お酒の美術館”さんみたいな店は、みんなどうやって知るのかな。

「最近はSNSも活用していますよ!」

「来店されたお客様と記念撮影して、公開してよいか確認後、SNSにアップしています。先斗町店の店長は英語堪能なので、外国のお客さんたちとも、ワイワイコミュニケーションしながら、店の認知を広げていますよ!」

外国の方も陽気にここで飲めたら、「○○にいい店あるよ!」って伝えてくれるんだろうね。で、ここはお昼からやっているの?

「はい、お酒の美術館 先斗町店は午後3時からやってます!」

おおー、じわじわ浸透させているんだね!

 

「近々、“お酒の美術館”は東京にも店を出す予定です」

そりゃ、昼のみ文化の浸透に、勢いがつきそうだ!

店の外では、前で外国人の方がメニューを見ている様子。店に入ってくるかな。お手軽で、貴重なお酒が楽しめるこんな店、ウィスキー好きには特におすすめ。ぜひ一度、お立ち寄りを!

Information
店舗・施設名 お酒の美術館 先斗町店
住所 京都市中京区木屋町三条下ル材木町180-1
電話番号 075-254-8887
営業時間 15:00~24:00
交通 地下鉄東西線「京都市役所前」駅より徒歩5分
阪急「四条河原町」駅より徒歩10分
駐車場 なし
ホームページ https://osakeno-museum.com/

Writer藤松幸一

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Writer藤松幸一

南区の業務用酒販店・株式会社ふじまつの社長。 美味しい料理とお酒大好きな1975年生まれ。 『飲食店のトータルサポート』 をテーマに、ただ売るだけでなくお客様がご繁盛して頂ける環境づくりをお手伝います。 面白おかしく、たまには真面目に素敵なお店情報をお届けします。
Twitter:@LIQUR_fujimatsu
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