こんにちは!デジスタイル京都スタッフのイタクラです。
今回は、6月にリニューアルした「南禅寺参道 菊水」さんをご紹介します!
南禅寺界隈といえば、明治時代から昭和初期にかけて建てられた政財界の要人や京都の旦那衆らの別荘が数多く残るエリア。
散策するだけでも、ちょっと別世界な雰囲気を味わえるんですよね。
その昔、東山の峰々を借景として、疎水を引き込んだ庭園と趣向を凝らした数寄屋建築が一体化した別荘は、ステイタスの象徴でもあったんでしょうねぇ。
そのほとんどが非公開なのですが、こちら「菊水」さんは、長年「料理旅館 菊水」として親しまれてきた老舗。
建物は、明治28年に呉服商・寺村助右衛門の別荘として建てられたもので、約400坪に及ぶお庭は七代目小川治兵衛が手掛けた名庭園なのです。
私自身、岡崎公園から南禅寺あたりへはよく行くので、「いつか一度行ってみたいなぁ」と憧れを抱いてはいたのですが。。。
そう、地元民は案外きっかけがなくて、雑誌やテレビで見て詳しくなるばかりというパターンが多いんですよねぇ(涙)。
そんな中、「菊水」さんがモダンに生まれ変わり、和食だけでなく洋食メニューも加わったと聞いてすごく気になっていたんです。
ちょうど、夏休みに千葉の友人が京都に遊びに来ることもあり、「これぞ絶好の機会!」とランチに伺ってきました!
前日に到着していた友人と、朝一番に「蹴上」の駅で落ち合い、インクラインを通って南禅寺へ。
三門の上から京都市内を一望した後、「虎の子渡し」で有名な方丈庭園をゆっくりと鑑賞。
水路閣を案内する頃には、早くもお腹が空いてきました。
拝観後の清々しい気分で参道へ戻り、「菊水」の看板を目印に通りを入っていくと、
現れたのがこちらのエントランス。
静かな佇まいは老舗の風格を感じさせるとともに、すっきりとした白の暖簾が新生「菊水」を象徴するかのようです。
友人は、「えぇ、ここ?入っていいの?!」と言いながらも興味津々の様子。
大丈夫!
中はリノベーションされて、ランチやディナーのほか、カフェ使いもできることをリサーチ済みです!
門をくぐると、玄関へと続くアプローチ。
「ワクワクするー!」と期待感もいっそう高まります!
室内は、歴史ある空間の面影をしっかりと残しつつ、今の時代のセンスを取り入れてすごくおしゃれな感じに生まれ変わっていました。
そして、1階のダイニングに足を踏み入れると、大開口の窓越しにパノラマ状態で広がるお庭!
新緑や紅葉の季節には、テラス席も試してみたいです。
お店の方に伺うと、お庭の基本部分は変わっていないそうなのですが、大胆な剪定によりリフレッシュしたイメージなのだとか。
確かに、そのせいか中央の赤松が存在感を放っています。
むしろ、「作庭当時の趣に近いのではないか」という見方もあるそう。
庭好きという共通点を持つ、友人と私にはとっても興味深いお話でした。
この日いただいたメニューは、
但馬牛のハンバーグ(4,200円)。
このリニューアルを手掛けたバルニバービ グループの総料理長による洋のエッセンスが詰まっています。
まずは、スープから。
この日は、桃のヴィシソワーズで、桃がふわっと香る爽やかなアクセントになっていました。
さらに、前菜がこのような箱盛りで出てきます。和の要素も盛り込まれていて、一つずつ食べていくのが楽しい!
この日は、
・コーンと蓮根のしんじょう
・淡路産の新鮮野菜 キヌアとともに
・いかと九条ネギのぬた
・半熟卵のウニのせ
・トマトと小松菜のおひたし
・こしながマグロ
・しいたけとアスパラのフリット
お箸でいただけるのもいいですね。
ちなみに、和食のメニューもあり、ミシュラン三つ星料亭「日本料理 柏屋」さんの監修によるものなのだとか。
お昼には、湯豆腐コース(5,000円)やミニ会席コース(6,000円)や昼会席コース(8,000円)が楽しめます。こちらも気になります~!
店舗・施設名 | 南禅寺参道 菊水 |
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住所 | 京都市左京区南禅寺福地町31 |
電話番号 | 075-771-4101 |
営業時間 | ランチ 11:00~14:00 L.O. ディナー 17:00~21:00 L.O. ティータイム 14:00~17:00 |
交通 | 京都市営地下鉄東西線 蹴上駅 徒歩約7分 |
駐車場 | あり |
ホームページ | http://kyoto-kikusui.com/ |
Writerデジスタイル京都スタッフ
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タカラサプライコミュニケーションズではたらく京都大好きメンバー。 定番から穴場まで、幅広いKYOTOの情報をお届けします!
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