こんにちは。お茶ライターのあかりです♪
さてさて、いよいよ緑が濃くなってきましたね。
まだ5月なのに夏のような暑さの日もあり、これでは真夏が思いやられる・・・
なんとか涼しくお抹茶を楽しめるところはないだろうか・・・と思っていたところ、
見つけました!!
お抹茶が楽しめ、かつ、涼しい館内で展覧会を鑑賞できる場所!
そう、「茶道(ちゃどう)資料館」さん!!
堀川寺ノ内の裏千家センターの中にあり、なんと、入館者は無料でお抹茶とお菓子をいただくことができます。(入館料は別途かかります。)
さらに! 立礼式(畳に直接正座をして点(た)てるのではなく、椅子に腰掛けて点てる形式)のお茶席になっていて、立礼棚を使ったお点前を見学することができます。
今日は、展示より先にこちらの立礼席でお抹茶をいただきました。
私も茶道部で立礼式のお点前は稽古するのですが、お客として席に入るのは初めてでドキドキします♪
お茶席はまずお菓子が運ばれてくるところから始まります。
お抹茶はもちろん、お菓子もそれぞれの個性やこだわりが感じられて面白いですよね〜
オリジナルであったり、添加物不使用の体に優しい和菓子であったり・・・。
「今日はどんな和菓子に出会えるのかなー♪」と、ワクワク・・・
お!!これはわらび餅?!
いや、わらび餅にしては少し季節が早いような・・・
すると「今日のお菓子は『きび餅』でございます。」と、とても美しくておっとりとした口調で教えてくださったのは、呈茶席主任の佐藤さま。
なぜ、きび餅を選んだのかという理由も、これまた深い意味があるそう。
今回の茶道資料館の展覧会が、
「むしあげ〜岡山に花開いた京の焼物〜」
といい、岡山の虫明焼が主に展示されています。そして、岡山のお菓子といえば、「きびだんご」!!
もーもたろうさん、桃太郎さん♪
と聞けば、誰もが思い浮かべるかの有名な「桃太郎」も、岡山が伝説発祥の地とされています。
つまり、今回の展覧会に合わせたお菓子をいただけるようになっているのです!
さらに、この展覧会のために京都の老舗和菓子屋「笹屋守栄」さんと話し合って作ったオリジナルだそうです。
なんというおもてなしの心!
展示室で岡山を知り、お茶席で岡山を食す!
まさに、展覧会を存分に満喫できる空間、と言えること間違いないでしょう。
『きび餅』は、もちもちした甘いきびの中に粒あんが程よく練りこんであり、つぶつぶした食感ともよく合います。まさに、岡山のきびと京都の餡の期間限定のハーモニー♪
なんて妄想していると、一口一口が愛おしい・・・。
お菓子の誕生秘話をお聞きした上でいただくと、より一層味わいも増します。
店舗・施設名 | 茶道(ちゃどう)資料館 |
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住所 | 京都市上京区堀川通寺之内上る寺之内竪町682番地 裏千家センター内 |
電話番号 | 075-431-6474 |
営業時間 | 開館時間 9:30~16:30(入館と呈茶は16:00まで) 休館日 月曜・展示替期間・年末年始・当館が定めた日 |
ホームページ | http://www.urasenke.or.jp/textc/gallery/tenji/ |
Writerあかり
Writerあかり
神戸在住の現役女子大学生。
京都に住んでいた母に連れられ、何度も訪れるうちに、いつのまにか京都大好き娘に…!抹茶が好きすぎて、大学では茶道部に入部。毎週、お茶を立てて和菓子と一緒にいただくことが私の楽しみです♪