こんにちは!あかりです。
前回は美しい額縁庭園とお抹茶がご自慢の宝泉院さんにお邪魔しましたが、
今回は京都の中でもお茶の名所、宇治に行ってきました!
新緑が美しい季節で、ちょうど茶摘みの時期でもあります。取材日はGW中だったので、たくさんのお客さんが訪れていました。
京阪宇治駅から徒歩8分ほど、現存する日本最古の神社建築である宇治上神社の前を通り、たどり着いたのは・・・
福寿園 宇治茶工房さん
宇治川のほとりに佇む、レトロな外観に誘い込まれますね♪
周囲を平等院鳳凰堂や朝日山に囲まれており、焼き物の朝日焼でも有名な土地です。
宇治資料館や茶寮、茶店、茶室などがあり、宇治茶の基礎からここで学ぶことができます。
また、手もみ茶づくりやほうじ茶づくり、朝日焼の器づくりや絵付けなど、様々な体験もできます。
まさに、お抹茶を愛する者にとっては、聖地のような場所!(個人の見解です笑)
ということで、今回は私、茶葉からお抹茶がどのようにしてできているのかを知るべく、「石臼で抹茶づくり」を体験してきました!
実は、私、石臼を挽くのは初めてで、挽きたてのお抹茶を飲むのも初めてです!
まず、綺麗に手を洗ってから、石臼が置いてある場所へ移動。
そこにはどっしりとした石臼と道具が10セットほど並んでいました。
隣にはお子さん連れのご家族がいらっしゃって、幼稚園くらいの子供2人が一生懸命石臼を引いている様子がほのぼのとしていました♪
さっそく石臼挽き体験スタート!!
1回の体験で、なんとお薄二服分を点てることができます。贅沢ですね〜。
石臼は、回す方向が決まっていて、必ず反時計回りに回さなければなりません。
というのも、石臼の目の方向が一定で、時計回りに回してしまうと、逆に抹茶が内側に入り込んでしまうそうです。反時計回りに回すことで、うまく抹茶が外に出てくる仕組みになっているようです!
はー、知らなかった!
うっかり時計回りに回してしまったら、せっかくの抹茶がいつまでも出て来ない・・・
というわけですね(笑)
わかりやすく図で説明もしてありました。↓
また、回す速度も美味しいお抹茶をいただくためには重要で、1周回すのにおよそ3秒かけるそうです。それ以上早いと粗くて苦いお抹茶になってしまうらしい。
早く飲みたくても、美味しいお抹茶のためには急がば回れ、ですね。
石臼は、シューシューと、重みのある静かな音を立てながら、少しずつ、少しずつお抹茶をあらわにしていきます。
なかなか回すのにも力が必要で、一定の速度を保って回すのがこれまた簡単そうで意外と難しい・・・
さすがに、今は機械で一斉に大量の石臼を回しているそうですが、昔は人力だったと思うと、大変手間暇かかっていたんでしょうね・・・
挽いている途中の様子です。
抹茶が粗く見えますが、「これは静電気の影響で抹茶同士がくっついているだけで、後で抹茶漉しで漉したら大丈夫です。」と教えてくださいました。
挽く前から抹茶の香りが漂っていましたが、挽くたびにまたふんわりといい香りがしてきます。
約25分後、だんだんと抹茶の原料である碾茶が少なくなってきました。
と、ここでお店の方から、「そろそろ終了ですね。お抹茶は、石同士が直接擦れてしまうのを防ぐために、わざと少し残しておきます。」とのこと。
なるほど、お抹茶がもったいない・・・と思っていたら、なんとクッションがわりになっていたんですね!
店舗・施設名 | 福寿園宇治茶工房 |
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住所 | 京都府宇治市宇治山田10番地 |
電話番号 | 0774-20-1100 |
営業時間 | 10時~17時(福寿茶寮 ラストオーダー 16時) ※各体験の実施時間や最終受付時間は、それぞれ異なりますので、ホームページの体験ページでご確認をお願いします。 【休館日】 月曜日(祝日の場合は翌日) |
交通 | ●京阪宇治駅から徒歩8分 ●JR宇治駅から徒歩15分 |
料金 | 参加費 お1人1,200円 (税込価格 1,296円) |
ホームページ | http://www.ujikoubou.com/guide/index.html |
Writerあかり
Writerあかり
神戸在住の現役女子大学生。
京都に住んでいた母に連れられ、何度も訪れるうちに、いつのまにか京都大好き娘に…!抹茶が好きすぎて、大学では茶道部に入部。毎週、お茶を立てて和菓子と一緒にいただくことが私の楽しみです♪