京都市の北部、“雲ヶ畑”で開催される今回のイベント“Dongree Camp Market”はお店を営んできた中で繋がったご縁から生まれたお話だったそう。
「郊外に行って自分たちで暮らしの基盤を作って、暮らしのコミュニティを作って暮らしていきたいっていう話をしてたから、それだったら雲ヶ畑っていう場所がちょうど良いんじゃないですかって言ってくれる人がいて。
”いきなり移住をするのはなんだから、1日イベントでもやりませんか?”
そう言われた時に、イベントというアイディアがあるのかって。
前々から思っていたアイディアとかを一回、一日のイベントで持ち込んでみようかなって。それで今回のマーケットになった。 」
出会った作家さんたちを親友のような、一緒に生きていきたい存在と思っているという店主の友佑さん。
インタビュー中のどんな言葉にも丁寧に返してくださる姿勢が、誰に対しても全力で向き合っているんだなと感じてしまう友佑さんでしたが、実は大学生時代まで人と付き合うことがとても苦手だったといいます。
苦手意識の強かった人付き合いを大学卒業後の営業のお仕事で克服。
「人付き合いが苦手だったからこそ、頑張ったんですよ。」
という友佑さん。今の姿からは想像もできないですが、苦手だったからこそ友佑さんのまっすぐ、どこまでも人と向き合う今があるのかなと感じました。
京都ならではのお店同士、そこに通うお客さん同士の繋がりで出来た出店者は、Dongreeというお店を通じて繋がってきた約35組の個人店や職人さん達。そして開催地である雲ヶ畑の有志の方々。
マーケット以外にも、現在は休校になっている雲ヶ畑の小中学校の校歌を歌う校歌部の公演やDJ、子供も一緒に楽しめる雲ヶ畑の土を使って行われる土絵の具ワークショップなどなど、一日ゆっくり雲ヶ畑という場所を満喫できそうです。
「マーケットを開くことによって、その土地に何か恩恵をもたらせるものであって欲しい。それが経済的な価値でなくても、文化的な取り組みで地域の人にも効果があったよね、一緒に歌って楽しいよねって時間が生まれたらそれは自分たちがマーケットを開いた一つの意味にもなるし
そういった関わり方で意味を持って、意味を考えて楽しいマーケットを作っていきたいなって思っています!」
来てみて体感しないとわからないライブ感のあるイベントになるという友佑さん。
お話を伺っていて感じたのは、“出演者:参加者全員 監修:Dongree”というような、出店者とお客さんの垣根を超えて、みんなでいいなと思えるものを作り上げていく新しい形のイベントなのだということ。
Dongreeさんが表現するのは、今まで関わってきた人たちとの“デジタルだけで完結しない、目に見えないけれどとても確かな人との繋がり”。
そして、Dongreeの輪がたくさん広がり、その先の世界に”ちょっといいな”という実を落としていく、そんなグラデーション。
ぜひ、みなさんで体感してみてください。
今回は参加が難しいという方も、いつでもあたたかな空気で迎えてくれる”Dongree コーヒースタンドと暮らしの道具店”へ遊びにいらしてみてくださいね。
あなただけのあたたかい繋がりが生まれるかもしれませんよ。
店舗・施設名 | Dongree コーヒースタンド |
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住所 | 京都市東山区池殿町2144 青春画廊1F |
電話番号 | 075-746-2299 |
営業時間 | 8:00~17:00 定休日 火曜日(イベントの為、3/28.29.30.314.1も休み) |
交通 | 京阪 清水五条駅 (4番出口)徒歩約7分 阪急 河原町駅 (1B出口) 徒歩約15分 地下鉄 五条駅(1番出口)徒歩約15分 |
ホームページ | https://www.dongree.work/ |
Writer鈴木あみ
Writer鈴木あみ
旅とお酒と音楽と自然が大好きな旅人ライター。
現在、京都でお酒の修行中。