グルメ・お土産

2018.02.20

こんばんは! 藤松です。

寒いですが、春も近し。毎日走り回っています!

 

ここしばらく本業が忙しく、この新店情報ブログもすこしお休みさせていただきました。

でもまた、復活です!

 

ということで2018年1件目の新店情報はこちら!

“お肉とワイン だいせん”さんです。

京都の方なら店名に覚えある人も多いはず。

京都市内にすでに4店舗を展開する老舗焼肉店、“焼肉 大仙”の5店舗目が“お肉とワイン だいせん”なんです。

こちらは昨今ブームで熱い“肉バル”を謳っており、日本屈指の肉好き気質で知られる京都が、さらにヒートアップ!? と思いきや、こちらを仕切る料理長は和食暦20年超のベテラン・桑原力(くわはら・ちから)さん。

 

 

「和の素材は旬の走りが大切なんです」

「洋食で使うドレッシングにも醤油など、ちょっと和のエッセンスを加えますね」

 

と、お話もフツーの肉バルとは一線を画すスタンスです。

 

そうこうするうち、早速出てきたひと品め。

なんかめっちゃ洋風なんですけれど。これは?

「スクランブルエッグです」

って、やっぱ洋風なんですけど!?

突っ込みたい気持ちを抑え、薄切バゲッドに“スクランブルエッグ”をひとすくい。

「クリーミーぃ! のなかに出汁の味…」

このスクランブルエッグは、クリームも入っていますが、和の出汁も加わっていて、 “洋”の中にほんのり“和”が潜んでいます。

「うまいねえ」

 

スクランブルエッグの上にはウニとキャビア。これぞタマゴの三重奏~

プリン体に負けないカラダでよかった…。

 

不思議なスクランブルエッグに合わせたのは樽生の“泡”

やっぱりスタートは、シュワッといきたいですもん!

 

続いてはガラスのキレイな器に載ったひと皿。

“サーモンのミキュイ”。

名前もシャレた一品です。

 

「幽庵焼きなどに使う漬け汁でマリネしたサーモンを、低温でゆっくり調理します」

 

こちらは今注目の低温調理モノです。

「生サーモン」のようなねっとり感は少なく、ほろりと身が崩せるのは熱が入っている証拠。でも焼鮭ともまた違います。

薬味にはトマト、とんぶり、小ねぎ、ベニタデがどっさり。

飾りではなく、味を含んだサーモンと絡ませて味わいます。

 

“サーモンのミキュイ”に合わせたワインは、鳥取県の北条ワイン「スタンダード 白」

そうそう“お肉とワイン だいせん”さんは日本ワインがウリ

もちろん当社・ふじまつもご協力させていただいております。

最近注目度急上昇中の日本ワイン。しかもこちらではグラスでいたたけるものが多いんです。

 

ちょっといい気分になってきたところで、

そろそろ肉、食べたいね。

 

というのも“お肉とワイン だいせん”には、かの大仙グループの中でもここでしかいただけない牛がいるんです!!

それが京都の中央部、綾部市で育てられている“京都姫牛(きょうとひめうし)”

 

カウンターから厨房を除いていると、“肉バル”らしく、立派な焼き台が。

中をのぞくと炭がたっぷり熾(おこ)っています。

開店2ヶ月。カウンターで寛ぐ常連さんはまだ多くないようですが、私はこういう席が好み。厨房の中をついつい、見てしまうんですよね~。

焼き台の向こうには、さっきのサーモンを調理したらしい低温調理器も鎮座していました。

 

どーん

 

そして出てきました、これが本日の京都姫牛!

盛り付けも洒落てます。これは女性ウケしそう。

 

では、いっただっきま~す!

ひと口大の肉を、一口でガブリ。

あっさりした赤身の肉はうまみがたっぷり。

肉汁はさらりとしているけれど、濃厚です。

アクセントの黄色いゆずこしょうはなんと桑原さんの手作り!

ゆずこしょうって手作りできるんですね。こりゃ風味がすごいわ。

 

桑野さんの作り出すお皿の上は、まるでどれもアート。

女性はきっと楽しいと思います。

桑原さん、

 

「同じメニューでも、皿が違って、盛り付けが違う、なんてことは僕にとっては普通です」

 

と、さらり。

同じメニューでも盛り付けが違うこともあるなんて、飽きなく通えそうですね。

手慣れていて、センスもよし。

もうこれ以上言うことないわ。

 

姫牛に合わせたワインは大阪、仲村わいん工房の「がんこおやじの手造りわいん」

ここのワインは減農薬、手摘み、天然酵母使用で、果実味がたっぷり楽しめます。

こんなワインが日本にもいろいろあるんです。

酒屋としては、もっと日本ワインを味わってほしいですね。

 

さてお腹も満足したところで、恒例の質問タイム。

桑野さんは、どんな店にしたいと思っているんでしょう?

「そうですね。うーん、“よ~いドン!”に出たいです!」

それまでのあっさりさを覆すように大真面目、

かつキッパリと言い切った桑野さん。

 

その夢、いい!

私もぜひ、“となりの人間国宝さん”になった桑野さんに会いたいです。

いや、できたら私だって隣の人間国宝さんになりたいかも。

 

円さん、取材、来てあげて~!

Information
店舗・施設名 ワインとお肉 だいせん
住所 京都市下京区不明門通正面下る卓屋町58番地(HOTEL KUU KYOTO 1階)
電話番号 075-341-3030
営業時間 17:30 ~24:00(L.O. 23:30 不定休)
交通 17:30 ~24:00(L.O. 23:30 不定休)
ホームページ https://r.gnavi.co.jp/hvdh5usa0000/

Writer藤松幸一

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Writer藤松幸一

南区の業務用酒販店・株式会社ふじまつの社長。 美味しい料理とお酒大好きな1975年生まれ。 『飲食店のトータルサポート』 をテーマに、ただ売るだけでなくお客様がご繁盛して頂ける環境づくりをお手伝います。 面白おかしく、たまには真面目に素敵なお店情報をお届けします。
Twitter:@LIQUR_fujimatsu
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