のんびりと橋を行ったり来たりしていると、ふと目に留まったのが――
なんとなーく、なにかのカタチに見えなくもない穴。
「あ、それリラックマですね」
ん? ああ! リラックマ!!
どうやら、取材直前まで「嵐電×京都市交通局×東映太秦映画村」で『リラックマごゆるり京都』というスタンプラリーが開催されていたのだとか。いつもは映画のセットを造っているスタッフさんたちが、その技術を集結!
世界的に有名な某夢の国キャラクターと違って、「顔部分が楕円形なので地味に難しかったみたいですね」と行吉さんからのリークを聞きながら、村内をうろうろ。ありとあらゆるところに、リラックマが隠されていました。
ハート見つけたら幸せになるよ、的な。あれですな。
分かりやすいものだと、欄干のこんなところに。
加えて、壁の岩の中。インフォメーションの「i」のアイコン。さらには、建物の中にもリラックマが潜む。
扉の鍵穴に至るまで。くー、芸が細かい!
これ、全部見つけられた人には、年パス進呈したくなります。プロの本気を見ました。
イベントは終了していますが、まだその名残がそこかしこに。
「そのうち順番に戻ると思うんですが……」と行吉さんの苦笑を横目に、消えないうちは、探しながら散策するのもオツなものでは、と思っておりました。
あの場面も!?その場面も?!と、知れば知るほど愉快かつ、まるで己が役者になったような気分も味わえるロケ地の聖地・東映太秦映画村にて、みなさんもぜひ妄想劇場をお楽しみください。
「うぉりゃ~~~~!!」「へっへ~ん、その技、見切ったり☆」
※1 諸説あり。駒札は木屋町の元立誠小学校跡地(元々は電力会社「京都電燈」の中庭)前に。実業家・稲畑勝太郎氏が、リュミエール兄弟の発明した「シネマトグラフ」の映像のスクリーン試写に初めて成功した。「シネマトグラフ」は世界初のスクリーン投影式映写機。ちなみに、この「シネマトグラフ」の映像は、昨年末より順次全国公開している『リュミエール!』に詳しい。2018年4月27日DVDリリース予定。
店舗・施設名 | 東映太秦映画村 |
---|---|
住所 | 京都市右京区太秦東蜂岡町10 |
電話番号 | 0570-064349(営業時間・料金等のご案内) |
営業時間 | 12~2月/平日9:30~16:30、土日祝9:30~17:00 3~9月/平日9:00~17:00、土日祝9:00~18:00 ※ただし5月3~5日8:30~20:00 10~11月/9:00~17:00 |
交通 | JR太秦駅より徒歩5分 嵐電太秦広隆寺駅より徒歩5分 嵐電撮影所前駅より徒歩2分 |
駐車場 | あり 有料 |
料金 | 大人2,200円、中・高生1,300円、子供(3歳以上)1,100円 |
ホームページ | http://www.toei-eigamura.com/ |
Writer椿屋 山田涼子
Writer椿屋 山田涼子
京都拠点の映画ライター、グルメライター。合言葉は「映画はひとりで、劇場で」。試写とは別に、年間200本以上の作品を映画館で観るシネマ好き。加えて、原作となる漫画や小説、テレビドラマや深夜アニメまでをも網羅する。最近Netflixにまで手を出してしまい、1日24時間では到底足りないと思っている。
Twitter:@tsubakiyagekijo