次に訪れたのは漬物ダイニング柴常さん。
漬物ダイニングとは、漬物を味わえるレストラン。
漬物メーカー直営のお店ならでは、自社の漬物を常時20~25種類そろえています。
なるべく添加物を減らし、素材にこだわっている柴常さん。
提供するお米やお茶漬け用出汁にもこだわり、お米は漬物に合うものを選び抜き、決めたそうです。
テーブルにはそれぞれの漬物の解説メモが置かれています。
漬物って種類がいっぱいあるけれど、あまり考えず食べていることが多いので、何の野菜で何にこだわっているのか知りながらゆっくり味わうのもいいですね。
普段、脇役であることが多い漬物ですが、漬物って十分食事の主役になれる。
いつも定番の数種類しか食べることがない方、いろいろ食べ比べを試してみては。
店頭販売もしており、気に入った漬物があれば購入して帰ることも可能です。
いろいろな人に漬物を食べてほしいという思いで、観光地の中心エリアでなく、地元の人も訪れる場所であるこの堀川商店街に移転してきた柴常さん。
看板商品である梅しば漬けとベイクドチーズケーキをコラボさせた、漬物ケーキなど漬物を新しい視点から見ることができるお店です。
ちょっと小腹が空いてきたせいか、おいしそうな蒸気が店の外まで伝わってくるお店を発見。
蒸しまん&カフェ まんまん堂さん。
冬の寒い空気の中を歩いていると、あったかい肉まんやあんまんが恋しくなります。
社会福祉法人 京都ワークハウスさんによって運営されているカフェで、手づくりの心がこもったお食事がいただけます。
イチオシは看板商品の蒸しまん。
肉まん、菜まん(具が野菜の中華まん)など常時あるメニューのほか、季節・日替わりの蒸しまんもあり、この日の日替わりは角煮まんでした。
美味しそうなランチやカフェメニューもあり、迷うところですがやはり、肉まんをいただきます。
合わせていただいたのは鳥取・大山乳業のホットミルク。
具が美味しいのはもちろんですが、生地が優しい甘さでとっても美味しい!
お聞きするとやはり生地から手づくりしているそうです。
心がこもっているからこの味が出せるのですね。
しかもお値段は100円からという超お手頃価格。
テイクアウトもできますから、お持ち帰りにもぴったりです。
この日も寒かったのですが、あたたかい人との出会い、食べ物やアイテムとの出会いで商店街を出るころには心までほかほかした心地でした。
ちなみに、商店街のすぐ横を入る堀川通は市バスや大型トラックも走る大通りですが、こんな親水区域があるのをご存知でしょうか。
通りの喧騒を感じさせないような川沿いの遊歩道。
犬の散歩をしている人がいたり、ベンチに腰掛ける人がいたり。
観光にちょっと疲れた時におすすめのスポットです。
堀川通というと、京都市内の中でも整備され広い通りという印象がありますが、京都のまちの発達に思いを忍ばせるきっかけになるものがちりばめられていました。
京都に住んでいる方も、そんな体験をしに足を運んでみてはいかがでしょうか。
取材先店舗
・倉日用商店
10時~19時 定休日:水曜日
TEL:075-841-7304 https://www.kuradailystore.com
・漬物ダイニング 柴常
10時~17時(L.O. 15:30) 定休日:不定休
TEL:075-366-8175 http://shibatsune-dining.com/
・蒸しまん&カフェ まんまん堂
10時~17時 定休日:日、祝日
TEL:075-432-3825
店舗・施設名 | 堀川商店街協同組合(堀川商店街) |
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交通 | 京都市営地下鉄 丸太町駅より徒歩約15分 京都市バス バス停 堀川下立売または堀川下長者町にて下車すぐ |
Writer山本あかね
Writer山本あかね
京都でシェアハウスを運営するフリーランサー。シェアハウスと地域とを繋げる企画を行っています。「自分の好きな場所」に拠点を置くライフスタイルの構築に向け、京都に留まらない活動を広げていいます。