グルメ・お土産

2017.12.27

見たとたん、思わずニンマリ! そして、パシャリ!!

定番の焼きそばパンならぬ、この〝ラーメンパン〟と出合えるのは「HAPPY BUNS」。

京都国立博物館や三十三間堂、智積院などのほど近く、東山通沿いに11月3日オープンした〝コッペパン専門のベーカリーカフェ〟です。

引き戸を開けてお店に入ると、正面にはコッペパンが並ぶショーケースが。

対面式で、好きなものを選んで買い求めます。

写真は、カフェマネージャーの松本夏美さん(カフェでの愛称・ナッツさん)

奥の厨房でキッチンマネージャーの阿部春菜さん(同・愛称はアラレさん)が毎朝、パンを焼き、具をはさんで作るコッペパンのメニューは10種類ほど。

そのうち2~3種類が月替わりです。

 

冒頭で紹介した「ラーメン」(380円)以外も「キヌガサ」(380円)・「シバヅケ」(330円)・「ヤツハシ」(280円)・「ティラミス」(300円)など、ユニークなものがずらり。



「主に京都ならではの具材を使ったメニューを考えています。地域の生産者や販売店の協力を得て、味はもちろん見た目もおいしく楽しめるコッペパンをつくりたいんです」

と話すのは、同店プロデユーサーの西山拓磨さん。
実は「HAPPY BUNS」は、「GOOD TIME COFFEE」(京都・島原)の姉妹店。

新しい店舗を立ち上げるにあたって西山さん、松本さん、阿部さんの3人が話し合いを重ね、着目したのがコッペパンだったのだとか。

「具材をはさむだけで、おかずにもおやつにもなる。とてもシンプルなパンですが、クリエイティビティの可能性をおおいに感じます。また、対面式で販売するスタイルはコーヒースタンドとの相性もいいと考えました」(西山さん)


スタッフの仲の良い雰囲気も魅力(写真中央が阿部さん、右端が西山さん)
「何をはさむのか」は、3人のアイデアで決定。これまでなかったユニークなものを、との切り口で考え、方向性が決まってからとことん試作を重ねて完成するといいます。

「シバヅケ」には柴漬け入りの爽やかポテサラ、「ラーメン」には塩ラーメン味の麺がはさまれています。

女子お二人が口を揃えて「好き!」という「キヌガサ」は、優しい味わいのおだしに漬けた油揚げと九条ねぎを巻いた玉子焼きがイン。仕上げに振ってある山椒との相性もぴったり。


かんだ瞬間、予想以上におだしがジュワーと口に広がります。
もちろんパン自体にもこだわりが。

大阪・京都でパン製造に携わった経験を持つ阿部さんが、地元で長年親しまれている「ベーカリーチロル」へ修行に赴き、昔ながらのレシピを教わったそう。このコッペパンは、どのメニューにも共通して使われています。

「中の具材を引き立たせることを大切にしています。しつこくない、シンプルな生地です」と阿部さん。

 

修行探訪12軒目から得た学び。
「具材によっておかずにも、おやつにもなるコッペパン。

はさむものを引き立たせるよう、生地はシンプルに」
なるほど、少し小ぶりなのもありますが、だから何個でもパクパクいけちゃいそうな感じの軽やかさがあるんですね、と納得です(私、この日、おかず&おやつで2個食べました~)。

そうそう、ドリンクメニューも豊富です。


「『GOOD TIME COFFEE』と同じ焙煎所さんの豆ですが、当店向けのオリジナルブレンドを作っていただいています」と松本さん。

ドリップコーヒーと並んで人気なのが、ジンジャーシロップラテ。「ひやしあめ」のシロップとエスプレッソを混ぜたラテなので、ショウガのピリッとした風味が楽しめます。
またイートインだけでなくテイクアウトもいい感じ。ボックスに入れて手土産や差し入れにしても喜ばれそう。

ボックスは、3個がお行儀よく納まるサイズです。

「地元の方、観光の方、いろんな人に気軽に立ち寄ってもらえる〝コッペパンスタンド〟になってほしい」と西山さんはいいます。


コッペパンのネーミングがシンプルで、ポップに詳しい説明を載せていないのもその仕掛けのひとつ。「お客さんから『これは何がはさんであるの?』などとの質問があれば、それが会話のきっかけになるでしょう?」

味も見た目もユニークなコッペパンと美味しいコーヒー、コミュニケーションが楽しめる「HAPPY BUNS」。お店のロゴマークのように、ニッコリ笑顔があふれていました。

Information
店舗・施設名 HAPPY BUNS(ハッピーバンズ)
住所 京都市東山区東瓦町690
電話番号 075-354-5498
営業時間 10:00~18:00 水曜休
交通 京阪「七条」駅から徒歩10分、京都市バス「東山七条」停から徒歩2分
ホームページ http://happybuns.cafe/

Writer岡田ゆき&イチノアユミ

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Writer岡田ゆき&イチノアユミ

岡田:サンドイッチ大好き、食べるの大好き。NO グルテン NO LIFEなフリーライターです。
イチノ:初めての長期バイトは、大学時代、京都のベーカリーにて。パンに夢中だった当時、数年間は米を食べなかったほど。ずいぶん大人になり、〝パン熱〟がいくぶん醒めたとはいえ、今もやっぱり食いしん坊です

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