こんにちは! 2児を子育て中のライター江角です!
そろそろ学校は冬休みに入る時期ですね。休み中、子どもたちと何をして過ごそう? というお母さん、お父さんにとっておきのお出かけスポットを紹介します!
それは、毎月2日にだけ開催される安楽寺のくさの地蔵縁日。お寺を会場に、新鮮な野菜やスイーツ、季節のスープなど、多彩なお店が毎回20軒ほど出店しています。
会場となる安楽寺は「法然の念仏道場」として知られる場所。春と秋にだけ特別公開されており、山門の紅葉の美しさも有名です。
毎月2日というのは、境内にある地蔵堂に安置されている「くさの地蔵」の誕生日にちなんでいます。2015年にお堂が新しく完成、「地蔵堂へたくさんの人がお参りしてくれたら」という思いもあって、その年の5月から地蔵縁日が始まりました。
なので、安楽寺を訪れたらまずはここへお参りを。なんでもお堂が完成した際には、枯れていたはずの井戸の水も出るようになったとか! お地蔵様のご利益パワーはすごそうです(笑)
地蔵堂の下をふと見ると、京野菜のひとつ鹿ケ谷かぼちゃの置物やあしらいが。
安楽寺では、毎年7月25日に中風にならないようにと願う「鹿ケ谷カボチャ供養」が催されることでも知られています。 当日は、鹿ケ谷カボチャを煮炊きしたものが参拝者に振る舞われるそうで、こちらもいつかは行ってみたい京都らしい行事の1つです。
お参りが済んだら、いよいよ楽しい縁日の会場となっている書院やフリースペース「椛 momiji」へ。
普段は非公開のお寺に入れるのも地蔵縁日ならでは。この特別感もいいのです。
「椛 momiji」は木のぬくもりを感じられる広い空間で、取材に訪れた日は「秋の特別公開」のタイミングも重なって、大勢の人で賑わっていました!
縁日に来た人には、夏も秋も季節に関係なく、白味噌のお雑煮が振る舞われます!(先着順で数に限りあり)。入山料を払ったときに引換券をもらうので、「椛 momiji」で受け取ってくださいね。
白味噌のとろりとした甘さは、京都だからこその味わい。
この日「椛 momiji」には、「musubi-ya」さんの扱うお野菜や
焼き菓子、
お弁当などが並び、目移りするほど。
会場内には食事ができるテーブルや、囲炉裏を囲んだ机もあり、好きなところに好きに座って、食事やスイーツが楽しめます。
渡り廊下の先にある書院では、「ホホホ座」による古本・新刊・雑貨が並んでいたり、
その横には、ルーマニアにあるトランシルヴァニア地方の蜂蜜とヘンプ雑貨ホーロー雑貨が置いてあったり。
ときにはマッサージや占いといった食べる以外のお楽しみも登場します。
どのお店でも、出店者さんとお話しながら商品について詳しい説明を聞けたり、野菜ならおいしい食べ方を教えてもらったりできて、物を購入するというより、お店の人とのコミュニケーションを楽しんだり、お寺の中でゆったりと過ごしたり……そんな時間を堪能できるのが、いちばんの魅力に感じました。
さてさて、来月1月2日の地蔵縁日には「縁日おせち」や「お屠蘇」も登場するそう!さらには、新春特別企画として下記のようなスケジュールで『追善・百人一首大会』も開催。
10時30分~ 追善法要(本堂)
11時~ 百人一首大会
13時15分~ お寺で坊主めくり 勝ち抜き戦
14時30分~ 歴史講座「後鳥羽院と百人一首の謎」
各部門の優勝者には、素敵な景品が用意されているそうですよ。
どなたでも参加できるので、張り切って親子で参加してみてはいかがでしょうか!
店舗・施設名 | 安楽寺 くさの地蔵縁日(住蓮山 安楽寺) |
---|---|
住所 | 京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町21番地 |
電話番号 | 075‐771‐5360 |
営業時間 | 10時開門〜16時閉門 |
料金 | 入山料 500円(お土産付き)15歳未満は無料 |
ホームページ | https://www.facebook.com/anrakujizou/ |
Writer江角悠子
Writer江角悠子
京都在住のフリーライター。
2008年生まれの長男と2014年生まれの長女、2人の子どもたち+夫と京都のスポットを巡ることが日々の楽しみ。
WEB:http://w-koharu.com/
Facebook:https://www.facebook.com/ezumiyuko