毎週金曜日は京都の酒場へ繰り出すミヤマグチです。
今回は、先日オープンしたばかりのお店に行ってきたのでご紹介です!
寺町松原西入ルに誕生した【鉄板とお酒 宗や】さん。
築100年を超える京町家を改装し、おおきなガラス扉で中まで見える店構え。
お祝いの花もたっくさん!
お店の中に入ると店主の吉田宗平さんが絶賛調理中。
宗平さんの名前が由来の「宗や(そーや)」でしょうか。
オープン2日目のこの日は既に満席。
大賑わいの店内に「いらっしゃい!!」の声が響きます。
カウンターを少しずつ開けてもらい、間に座らせていただきました。お気遣いすみません!!
実はこの吉田さん、私の高校時代のテニス部メンバー。
直近約12年は人気店「おにかい」や「isoism」などを展開する五十家コーポレーションで腕を振るっていて、私も何度かお店にも行ってたのですが、この度念願の独立オープン!とのことで、冷やかしに(笑)やってきたのでした。
「ちょっと熱いけど、鉄板の目の前のカウンター席は調理をじっくり見てもらえるし、いい席やわ」
とのこと。
次々入る鉄板焼きのオーダーをじゃんじゃんこなすよっさん吉田さん。
熱気と美味しい香りを感じられるカウンター席、たしかにいい!
さて、まずは一杯。
メニューを見るとおすすめが「シャリキンサワー」とのことでさっそくオーダー。
「シャリキン」とは、甲類焼酎「キンミヤ」を凍らせてシャリシャリにしたもの。
今回頼んだ「シャリキンサワー レモン」(500円)は、それをベースにゴロっとレモンを入れて、自分で炭酸(能勢ソーダ)を入れる飲み方です。
まさにしゃりしゃりとした食感で、レモンの風味も爽やか。これは食事に合いますね。
一品目はすぐに出てくるということで「牛すじと大根の煮込み」(550円)。
自慢のお出汁でじっくり煮込んだ牛すじは、トロトロで美味!
大根にも味がしゅんでて、「さあ、これから食べて呑むぞ!」と、食欲をかきたててくれます。薬味の柚子胡椒も合いますね。
東京の酒場で食べる「煮込み」とは一線を画したメニューです。
そしてもう1品欠かせない!と頼んだのは「ポテトサラダ」。
「ごめん!!今日はもうこれだけしか余ってないんよ~」
と、ひと口分出してもらいました。人気メニューなんですね!
それもそのはず。正式名は「すぐき漬けとおからの入ったポテトサラダ」(500円※フルボリュームの場合)。
京漬物の代表格「すぐき漬け」の酸味とおからが入った食感がポテトとの相性が抜群。これは人気出るわ。
では、鉄板メニューを頼もうかな、と目に入ったのは「今村豆腐さんのおあげ 香味野菜と鬼おろしで」(550円)。
ほう、私の大好きなおあげさん。これに決めた!
ごっついおあげを鉄板で焼き、バナーも登場!
確かに目の前で調理を見るのはワクワク。
そしてお店の人と話をしながら料理を待つのもカウンターの醍醐味ですよね。
ミ「ってか、今村豆腐ってどんなお店?」
宗「ウチの近所にある、普通の豆腐屋さんや。豆乳も美味しくて、ファンやねん。」
いわゆる「有名店」じゃなくても、近所に美味しい豆腐屋さんがまだまだあるのが京都の魅力。
身近な場所でおいしいもんを見つけてきて仕入れるのも目利きですね。
ドーン!と登場。
香ばしく焼きあがったおあげさんに紫蘇やミョウガの香味野菜がたっぷり。
後ろに見えるのはシャリキンのすだち!これも旨い。
ちなみに酒の名前っぽい「鬼おろし」とは粗めに削った大根おろしのことでした。ちなみに皮ごと食べるほうが栄養が取れるそうです。
鬼おろしはこのおろしで作るみたい。
カウンターにあるこの箱には見慣れない道具がたくさん。右の箱はかつお節を削るカンナ。左にあるマシーンは何??と聞くと
「お、ちょうどオーダー通ったわ。見といて。」
と、玉ねぎの丸焼きの上にベーコンを乗せて・・・
マシーンのスイッチを入れると透明のふたをかぶせた!
マシーンから煙がもくもくと!!なんじゃこりゃ!
「燻製マシーンや」
おお!確かに燻製の香りが。
なんと桜チップが入っていて、その煙を入れることでスピーディに燻製風味が付くそうです。すげー。
カウンターの後ろに目をやると、お酒の冷蔵庫。
その中にはいろんなお酒が並んでいます。
それぞれには味わいや特徴が書かれたタグが。
じっくり選べますね。
それにしてもこの「メガネ専用」が気になる・・・笑
日本酒はもちろん、ワインも豊富。こちらもおすすめコメントが参考になりました。
さてと、もう1品鉄板焼きが欲しいな・・・と思っているとカウンターで隣に座っている方が「九条ねぎとアギの柑橘ポン酢」を頼まれているのを聞き、すかさず相乗り。さらにその隣の方も「俺も!」。
「皆1人やし、1人前ずつでええですか?」
気が利くね~。確かにそれがいい!
ジュ~~~ 九条ねぎドーン!
1人前ずつ!ちょうどいいサイズ!
結局気に入ったシャリキンのレモンを再度オーダー。しっかりした味わいのアギ肉にはこれが合いました。
どれもほんとに美味しかった!
よっさん吉田さん曰く
「いつでも気軽に立ち寄ってもらえる、家みたいな店にしていきたい」
とのこと。
既にその人柄に吸い寄せられるように、続々とお店にやってくるお客さんを見てると、いい店になるな~と実感。
深夜3時までの営業なので、同業の方もお仕事が終わってからほっこりとできる、深夜食堂的な存在にもなりそうです。
同じ年が頑張ってる姿を見ると、私ももっと張り切っていかんとアカンなあと感じる、そんな夜でした。
店舗・施設名 | 鉄板とお酒 宗や |
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住所 | 京都市下京区寺町松原西入ル 石不動之町700 |
電話番号 | 075-204-5276 |
営業時間 | 18:00~27:00 不定休 |
交通 | 京阪 清水五条駅 徒歩約10分 阪急 河原町駅 徒歩約10分 |
Writerデジスタイル京都スタッフ
Writerデジスタイル京都スタッフ
タカラサプライコミュニケーションズではたらく京都大好きメンバー。 定番から穴場まで、幅広いKYOTOの情報をお届けします!
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