こんにちは。おさんぽカメラマンの久藤です。
先日100円均一のお店でスマホ用のマクロレンズを見つけました。
マクロレンズとは被写体に接近して大きく写すことができるレンズのことを言います。主に花や昆虫などを大きく撮影する際に使われますがマクロレンズで撮影した写真はとても幻想的に写ります。
たったの100円でどのような写真が撮れるのか試したくなりましたので早速購入しました。装着の仕方は、、クリップでスマホのレンズの邪魔にならないように挟むだけ。とっても簡単!
ちょうど梨木神社で萩まつりが行われる日でしたので萩の花を撮ることに決定!台風一過となり気持ちの良い青空が広がり始めていました。
梨木神社は京都御所の東に位置する神社で、寺町通りから入ることができます。明治維新に大きく貢献した三條實萬・三條實美父子をご祭神とされています。
境内の井戸の水は「染井の水」と呼ばれ京都三名水の一つで現存するのはここだけだそうです。
また境内には約500株の萩が植えられ別名萩の宮とも呼ばれており、毎年9月中旬~下旬には萩祭りが行われます。当日は狂言や舞踊などの奉納もありお茶会も催されます。
まずは本堂までお参りしてご挨拶をしてから萩の花を撮ることにしました。
参道はたくさんの萩の木に囲まれ枝には一般の方が詠んだ俳句の短冊が飾られていました。
清々しい風に揺れ秋にふさわしい趣たっぷりです。
萩だけでなく「もみじ」もたくさんあるので鮮やかな紅葉に包まれる秋もまたオススメの神社ですね。
一番奥にあるのが本堂。こちらも両脇に萩が咲き誇っていました。
参拝を終えこれまで鑑賞してきた萩スポットの中から良さそうな撮影場所に戻ります。
梨木神社では白とピンクの2種類の萩が楽しめます。白い萩はとても清楚な印象ですね。
ピンクの萩はいかにも花らしく可愛らしい雰囲気になります。
では〜お楽しみにしていたマクロレンズをスマホに装着!
マクロなだけあって被写体に相当接近しないとなかなかピントが合いません。
試行錯誤しながら撮って画像を確認してみると、、、なんと、、、!
超マクロ〜〜〜〜!
まるで顕微鏡で覗き込んだかのような小さな世界が大きく広がります。
気分はまさに「ふしぎの国のアリス」!
すぐとなりにイモ虫さんがいそうな小さくなったアリスの気持ちです。
日が傾き始めこともありいい具合に逆光が差し込んできたので、パシャり。
なんだかとてもドラマチックな写真に仕上がりました。
さらにそれをマクロで撮ってみると〜。。。
うわ〜〜〜!光が降り注ぐマクロの世界!!
ちなみにこの時は被写体が風に揺れるので何枚もの写真をパシャパシャ撮りまくった中の奇跡の一枚です。
皆さんも理想の一枚に出会えるまでシャッターを切ってみてくださいね。不要な写真は後からいくらでも削除できるデジカメならではの特権です。
想像以上のマクロレンズの写真に興奮冷めやらぬ帰り道。萩まつりならではのお茶会に寄らせていただきました。
なんとあの有名な茶人ランディー・チャネル宗榮さんがご奉仕されているお茶会です。梨木神社のお庭でお抹茶がいただけるのは一年でこの日だけだそうです。
ご本人に撮影の可否を伺うととても気さくに快諾くださったのでできるだけ邪魔にならないようにお茶席を撮影させていただきました。
ランディーさんご自身も記念にスマホで撮影されていました 笑。
野点席も萩に囲まれて心地良いそよ風の中至福の一服をいただきます。
さらに今回は特別に奥の茶室も撮影させていただきました。
茶室側から野点席を見て。
遠くカナダから京都に移住し茶道の魅力に惹きつけられ、裏千家教授の資格までお持ちのランディーさん。京都三条会商店街にも抹茶などを気軽に味わえるカフェ「らん布袋」を構えられています。
萩の花言葉には「思案」「想い」「柔軟な精神」がありますが、飛び込みの取材にも気さくに応じていただいたランディーさんの対応は萩の花言葉そのものだな〜と感じた萩まつりのお茶席でした。
街の喧騒から離れとても静かな佇まいの梨木神社。
9月23・24日にも萩まつりの様々な催し物が行われますのでぜひ訪れてみてください。
■デジスタイル京都 イベント情報
店舗・施設名 | 梨木神社 |
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住所 | 京都市上京区寺町通広小路上ル |
電話番号 | 075-211-0885 |
営業時間 | 拝観時間 6:00-17:00頃(授与所は9:00-) 拝観料無料 |
交通 | ▼バス JR京都駅正面口 市バスA2乗り場から、4系統・17系統・205系統で約20分 「府立医大病院前」下車、徒歩約3分 ▼電車 京都市営地下鉄烏丸線「丸太町駅」1番出口より徒歩約20分 「今出川駅」3番出口より徒歩約20分 京阪電車「神宮丸太町駅」1番出口より徒歩約15分 「出町柳駅」 2番出口より徒歩約15分 |
料金 | 拝観無料 |
ホームページ | http://nashinoki.jp/ |
Writer久藤美智子
Writer久藤美智子
京都在住のフリーランスフォトグラファー。
得意分野は人物、建築、料理。自然を愛する2児の母。