じゃじゃーーーん!
このキャベツ量!
ぎゅうぎゅうに、パンパンに詰まったコールスローに目を奪われる「ピクニックサンド」(360円税別/1日限定16個)。
具材はいたってシンプルなのに、味わうほどに旨みが広がるのです。
究極のサンドイッチづくりを目指すサンドイッチャー(注:サンドイッチをウォッチし続ける人)としては、知りたい知りたい、その理由が知りたい。
そこで、お店を突撃しちゃいました。
叡山電鉄「一乗寺」駅から徒歩1分。
オーナーの羽原大介さんは、有名パン店で修行の後、下町の風情残るこの街に「ぱんのちはれ」を開業。
こんにちは〜!
店内で印象的なのは、パンの陳列棚。
「焼きたてパンをすぐに提供したいから」とL字カウンターを中央に据え、厨房からいつでもパンを供することができるスタイルをとっています。
こちらの一番の売りは、バター、マーガリン、乳・卵を使用せず、湯だね製法で作る食パン。
余分なものを使用していないため、国産小麦の風味、優しく柔らかな甘みとコクがしっかりと感じられます。
また、ずしっと重量感があり、腹持ちが良いのも特徴です。
今回は特別にピクニックサンドイッチ作りの様子を見学させていただくことに。
ピクニックサンドは、トーストした食パンにマスタード、チーズ、チキン、そして、マヨネーズと塩こしょうで調味したコールスローとオニオンをどんっ!
食パンでサンドしてギュッと押さえて、半分にカット。
断面萌え。
「パンって、野菜が不足しがちですよね。 野菜もたっぷり食べてほしいなと思って」
と羽原さん。
見た目の通り、食べ応えありあり!
トーストすることで際立つ〝サクッもちっ〟食感がちょうどいいあんばいで具材とマッチングしています。
コールスローがさっぱりとしているので、お腹いっぱいになるけど、後口はすっきり。
ヘルシー志向の女性にもおすすめですよ。
食パンのおいしさの上に成り立つ、シンプルな食材との絶妙バランス。
これが、ピクニックサンドの醍醐味です。
そうそう、ぱんのちはれでは、
自慢の食パンは「1枚ずつ」購入が可能。
「その日に食べる分だけ買って、また明日も来てもらいたいから おいしい状態で食べて欲しいですからね」。
売り上げや、販売ロス、効率を考えると、まとめて買ってもらう方がいいに決まっているのに、「1枚売りOK」の姿勢。
クオリティに対するこだわりが、ひしひしと伝わってきます。
食パン以外にも、惣菜パンや菓子パン類も多数ラインナップ。
湯だねパン特有のもっちり感やしっとり具合はそのままに、旬の食材を混ぜ込んだものや、オープンサンドなど気になるパンがずらりと。
店内にはイートインスペースもあり、あれこれと選びながら、ジュースやパンを一緒に楽しんで。
お店を初めて訪れる方は、まず食パン、そしてサンドイッチをどうぞ。
後悔はさせませんよ。
修行探訪4軒目から得た学び。
「パンのおいしさにこだわるから、はさんでもおいしい」
店舗・施設名 | pan nochi hare-ぱんのちはれ- |
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住所 | 京都市左京区一乗寺南大丸町48-6 |
電話番号 | 075-703-6710 |
営業時間 | 午前10時〜午後7時 水曜休 ※8/1(火)〜3(木)、15(火)〜17(木)は臨時休業 |
交通 | 叡山電鉄「一乗寺」駅 下車すぐ |
Writer岡田ゆき&イチノアユミ
Writer岡田ゆき&イチノアユミ
岡田:サンドイッチ大好き、食べるの大好き。NO グルテン NO LIFEなフリーライターです。
イチノ:初めての長期バイトは、大学時代、京都のベーカリーにて。パンに夢中だった当時、数年間は米を食べなかったほど。ずいぶん大人になり、〝パン熱〟がいくぶん醒めたとはいえ、今もやっぱり食いしん坊です