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十二単のお姫様と和歌が描かれた風雅なしおりタイプのおみくじ。青や薄紫、ピンクの色もきれいで、いい運勢が出たら、持ち帰りたくなるほどお洒落。

今宮神社ができたのは今から約1000年前の一条天皇の代のこと。当時は女流文学者が活躍した時代だったことにちなんで和歌みくじを作ったそう。おみくじを開くと、運勢と、紫式部の『源氏物語』に出てくる歌が書かれている。


十二単のお姫様の絵がなかなか雅びやかだし、色もきれいなので、運勢のいいものは持ち帰って家に飾るのもいいのでは。
梨木神社の花、「萩」。花を愛でる雅びな心を受け継いだこのおみくじは萩の花のように一方では花が終わりを迎え、どこかでは花が咲き、季節を通して巡りめぐる様子が、どこかはかな気で人の生き様や行くべき路を現わしている。
和歌のおみくじは万葉集や梨の片枝などのから花の詩が撰ばれている。桜、藤、山吹、橘、梅、菊の詩にからめて示してくれる。四季折々の花のイラストは繊細で細やかな印象。

栞としても使えるので秋の読書にはぴったり。文学に触れながら京都の秋を満喫なんてのもいいかも。


細長い箱を振ると、赤・大吉、紫・中吉、水色・吉、白・末吉、黄色・凶、茶色・大凶のマッチ棒が一本出てくる。こっそり中をのぞいてみると15本のマッチ棒が。毎朝、その日の運を占ってみるのも楽しそう。

遊び心満載のおみくじ燐寸(マッチ)。こんなかわいらしいおみくじがあってもイイじゃないかということで作られたそう。気軽におみくじ出来ちゃうお手軽さも嬉しい。


中は本物のマッチなので実用的ではあるけれど、使ってしまうとあとがちょっと寂しくなりそう。飽きるまでとっておいて、しばらく家族で楽しんでみては。