最近は、もはや「武勇伝」より「チャラ男」キャラと言えば、のオリエンタルラジオさん。第6回目を迎えた今回は、意外にも二人そろって"京都好き"なお二人のエピソードを教えていただきました。オリラジ的京都の楽しみ方とは――。
:DigiStyle京都 :中田 :藤森
- プライベートで京都にいらっしゃったことはありますか?
- 2年前、母親と二人で京都に来たのがプライベートでは初めての京都ですね。旅館はいい所に泊まらせてもらって、「俵屋旅館」さんなんですけど、もうすっごい良かった!
- 僕たちが出ている番組のスタッフさんで、「宝泉堂(※1)」の社長令嬢がいて、京都へ行く時は「あそこええよ」と教えてくれるんです。俵屋旅館もその一つですね。
- 予算は何も言わずにその人が全部プランを組んでくれたんで、ちょっとびっくりするお会計だったんですけど。朝も夜も京懐石で、風情があって。庭を眺めながら食事するのも初めてでしたね。お風呂がヒノキでまた良かったな~。
- ...それ母親と行くのが正解なのかな~...
- あと、母親が「舞妓になりたい」と言い出したもんで、舞妓さんの変身体験ができる所に行って、2時間くらいかけて舞妓さんになって、撮影してね。だいぶ舞い上がってましたね。お陰で僕は仕事でしゃべるネタが増えましたよ。それから八坂神社や五重塔、夜は石塀小路を歩いたな。母親が今度は「着物で京都の街を歩きたい」と言い出したので、着物を買ってね。簡易着物ですけど、十何万かかりましたよ!
- わがまま放題だな! 大富豪の旅ですね。
- そう言えばこの前、木村祐一さんに祇園の行きつけのお店に連れて行ってもらいました。仕事終りの舞妓さんが二人お客さんの中にいて「コレ京都ならではだな~」と。そしたら木村さんが「声かけてもええねんで」って言うんですよ。
- 「声かけてもええねんで」...?(笑)
- 話しかけたら気さくにあのはんなり京言葉で返してくれて、ちょっと嬉しい体験でしたね~。もう舞妓さん、かわぅぃ~ね~!!って。
- 僕は、原作が森見登美彦さんの『四畳半神話大系』っていうアニメが好きなんですけど、そこによく出てくるのが下鴨神社。その感覚を味わいに下鴨神社に行きましたね。あと、映画の『鴨川ホルモー』も好きで、原作も読みました。だから僕の場合、京都への親近感はフィクションから入ってるんですよね。
- 昔、彼女と来てましたよね~京都ね。
- 何度か来ましたね。最初京都に来た時は「顔を隠さなきゃ」って...まあ、天狗になってたんでしょうね~。大仏のお面を買いまして、かぶったまま京都観光しました。
- ええっ! 本当ですか!?
- これマジですからね。
- でも、よく考えたら大仏って奈良なんですよね。京都の人に怒られるかなと思ったんですが、神社に行ったら神社の人に「あれ、奈良から来はったんですか?」って。
- ユニークだな!
- 京都の方、ウィットに富んでるな~と思いましたね。そのままお店にも入りましたよ。覆面レスラーみたいにお面の下から食べて。人力車にも乗りましたしね。
- 大仏姿でも結構満喫されてますね。
- 満喫しましたね~。他にも、京都好きのタモリさんに「すごい地味なんだけど、池がいい」って、蓮華寺を教えていただきました。お土産に「宝泉堂」の「黒大寿(※2)」をタモリさんに渡したら「オレこれ好きなんだ」って。
- そうそう、仕事で京都に来た時に、ハリセンボンと4人で「お昼どこ行こう」ってなったんですよ。それでまた(宝泉堂の)お嬢さんに聞いたら「三嶋亭」を紹介してくれて。行ってみて値段見てまたびっくりでしたね(笑)
- 宝泉のお嬢さん、我々のことを一流芸能人かなんかだと思っていて、すごい所ばっかり紹介するんですよね。
- 今は大体聞くようにしてますよ。「大体一人単価いくらのとこなんだ」みたいな。でも昼からあんな豪華な食事で、美味しかったですね~。
- で、ハリセンボンが一年上なので、無理やりおごらせました。憤慨してましたけどね「フザケるな」と。「『ちょっと昼飯一緒に行きましょうよ』って、どこ連れて来てんだ!」と(笑)
- 今後京都で行ってみたいところやしてみたいことは?
- やっぱりお座敷で遊んでみたいですね。投扇興とかトラトラとか。きよし師匠に一回お願いしてみようかな~。
- あと鴨川に出る「床」も気持ち良さそうで、あそこでご飯食べてみたいですね。
- これからも京都を楽しんでくださいね!
(※1)京都市左京区下鴨神社そばにある和菓子の名店
(※2)正式名称は「しぼり豆 丹波黒大寿」
撮影協力:祇をん ひつじカフェ
祇園花月が、京都の名所のひとつになれば嬉しいですね。お寺に行くようにふらっと来ていただいて楽しんで行って下さい。みんなー、京都へLet's GO!(藤森)
古都・京都から、はんなりとした古風な笑いをお届けできればいいなと(笑)いい場所にあるので、好きな芸人さんの出番と合わせて旅行プランを組んで下さい(中田)
■京・寺町三条 三嶋亭
明治6年創業のすきやきの老舗。明治時代の面影を残す風情溢れる建物でいただく、上質の国内産黒毛和牛に著名人のファンも多い。
京都市中京区寺町三条下ル桜之町405
075-221-0003
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