おでかけ

【終了しました】 2024.09.08 ~ 2024.09.08

※新型コロナウイルス感染拡予防の観点等でイベントが中止や延期・開催時間が変更になっている場合があります。事前に公式サイトなどでご確認ください。

江戸時代初期、寛永3年(1626)の京都で、町中がお祭り騒ぎのような熱気に包まれた一大イベントがありました。それが後水尾天皇の二条城行幸、いわゆる「寛永行幸」です。2年後の2026年は、寛永行幸から400年の節目にあたり、この年には、京都を中心に全国各地で「寛永行幸四百年祭」を開催いたします(主催:Living History KYOTO)。そしてその2年前にあたる今年9月、まずは「寛永行幸」を知っていただこうと、徳川秀忠・家光親子が後水尾天皇をもてなした能楽をテーマにした【能楽劇】を上演いたします。
どんなもてなしが? ハプニングが? 行幸4日目にあたる1626年9月9日に二条城で繰り広げられた騒動を、能公演と専門家によるお話でお楽しみください。

「寛永能楽騒動記」はお話と創作能公演の2本立て!
①お話「寛永行幸時の能楽」―天皇をもてなすための能とは?
二条城では5日間にわたる盛大なもてなしが行われました。その一つ、が能楽です。庭に能舞台が建てられ、後水尾天皇と徳川家光が大広間に並んで能楽を鑑賞された記録が残っています。天皇をもてなすための能とはどのようなものだったのか、当時の記録からひもときます。
講師 宮本 圭造(能楽研究者 法政大学能楽研究所教授)

《プロフィール》
2005年に第31回日本古典文学会賞、2006年に第38回河竹賞・第1回林屋辰三郎藝能史研究奨励賞、2007年に第28回観世寿夫記念法政大学能楽賞を受賞。著書に『上方能楽師の研究』(和泉書院/2005)ほか。『京都 二条城と寛永文化』(青幻舎/2022)にて行幸時の能楽について解説。

②能楽劇「寛永能楽騒動記」―二条城は予想外の事態に!行幸で上演された「熊坂」も
寛永行幸時の能楽上演にまつわる記録をもとにした創作劇を上演します。行幸4日目の9月9日、半雨半晴の空模様のなか、天皇と将軍の御前で猿楽(能)が上演されました。この、一世一代ともいえる名誉ある場で、あるハプニングが起こります。一体何が……!そしてその顛末はいかに! 劇中、行幸時に上演された演目の中から、能「熊坂」を上演いたします。
出演 林宗一郎(能楽師観世流シテ方 京観世林家十四世当主)

《プロフィール》自主企画公演、海外公演、多様なジャンルとのコラボレーションなど幅広く活動。2020年に重要無形文化財総合認定。平成26年度京都市芸術文化特別奨励者。2025年に創始400年を迎える林家には寛永行幸との縁が伝わっている。

《能楽出演者》
河村 晴道、味方 團、田茂井 廣道、松野 浩行、河村 和貴、大江 泰正、河村 浩太郎、樹下 千慧、
笠田 祐樹、有松 遼一、松本 薫、島田 洋海
笛/貞光 智宣、小鼓/上田 敦史、大鼓/森山 泰幸、大鼓/前川 光範

Information
会場 大江能楽堂
日時 2024年9月8日(日) 13:00~15:30 (開場/受付開始12:30)
住所 京都市中央区押小路通柳馬場東入橘町64
交通 京都市営地下鉄烏丸線「烏丸御池駅」下車、徒歩約5分
料金 指定席: 8,000円(税込) ※限定50席で椅子席/自由席 5,000円(税込)
お問合せ先 Living History KYOTO 京都市中京区姉小路通堀川西入樽屋町458
文と編集の杜内 TEL:075-354-5373
ホームページ

https://livinghistory-kyoto.com/kaneinohgaku/

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