【五山送り火「大文字」鑑賞】京都御苑旧跡ナイトウォーク

毎年8/16に行われる京都五山送り火。

お盆で迎えた精霊（ご先祖さま）を浄土（冥土）に送り返す行事といわれ、夜8時の大文字を皮切りに、妙・法、船形、左大文字、鳥居形の五つが京都の街を取り囲むように順次灯されていきます。それぞれの山で保存会が作られ、地元の方々の大変な労力によっていまに継承される伝統行事です。
いつから始まったかその起源も定かではない行事ですが、幽玄で厳粛な祖霊信仰の象徴として、長く京都の人々に愛され、江戸時代中期には現在の形になったといわれます。
文化財としても高く評価され、五山それぞれが1983（昭和58）年に京都市無形民俗文化財に登録されています（「大文字送り火」「松ケ崎妙法送り火」「船形万燈籠送り火」「左大文字送り火」「鳥居形松明送り火」）。
今回は、五山送り火を代表する「大文字」（如意ヶ岳）を、夜の京都御苑旧跡巡りとあわせて楽しんでいただく企画です。
五山送り火は、どこから見るかも大きなポイント。有名なスポットではかなりの混雑となります。
送り火鑑賞の”隠れた穴場”といわれる京都御苑で、しっかりと、また、比較的静かな環境で見える場所をご案内します。