賀茂川と高瀬川の合流地点、三角州をすぐ側に望むところに下鴨神社はある。正式名称は「賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)」。二つの川の交わるこの地は肥沃な土に恵まれたことからか、農耕の神様といわれる玉依媛命(たまよりひめのみこと)、古代の京都をひらいた賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)を祀っている。はじまりは崇神天皇以前ともいわれ、平安時代には京都三大祭のひとつ葵祭の舞台としても有名。都がおかれる以前からのおもかげを伝える糺(ただす)の森の原生林を歩きながら季節の京都を感じるのもよい。古来より国家の平和祈願の神社としても有名で世界文化遺産にも登録されている。

干支のお社
境内に入るとすぐ目前に七つのお社が。ひとつのお社につき一つから二つの干支の神様をおまつりしている。同じ神様の名前でも干支によって意味合いが少しずつことなるのが不思議。毎月9日は「えと参りの日」に当たり下鴨神社での催しはこの日に重なるものが多い。ぜひ9日に訪れて自分の干支にお参りしよう。

干支の神様とその御利益

大国主神(国づくり、縁結びの神様)

大物主神(物を司神様、神仏のお使い)
大己貴神(国づくり、医薬の神様)
志固男神(天下一の強者、力の神様)
八千矛神(邪悪を断ち切り、武勇に優れた神様、天子の象徴)
大国魂神(国土・大地の神様、命の躍動の象徴)
顕国魂神(国土の守り神、物事を運び、営むことに力をあらわす神様)
大国魂神(国土、大地の神様)
八千矛神(邪悪を断ち切り、武勇に優れた神様)
志固男神(天下一の強者、希望のシンボル)
大己貴神(国づくり、医薬の神様、)
大物主神(物を司り、力を与える神様
  御手洗池
実はこの池、みたらし団子の由来となった池で、ふつふつと水中に泡のたつ様子がその由来。下鴨神社では毎年夏にみたらし祭が催される。この池を裸足で進み、厄除と開運を祈願する。そのあとで授かることのできるご神水も一度試す価値有り。
 
市バス「出町柳駅」下車、徒歩5分

相生社のすぐ隣には、ご神木である連理の賢木(れんりのさかき)が。縁結びの象徴として有名なこの木。良く見ると上の方でよりそうように繋がっている。根元には子どもの木とよばれる小さな木もある。現在は4代目で、この木がかれると境内のどこかで新しい「よりそった木」がみつかるという、正真正銘のご神木。

 
 

 安政3年(1856)創業京都三名水の一つ「染井の水」と同じ水脈で福井産の大豆を用いた京とうふ、絹ごしは各150円。「幻」とも呼ばれる中国産の白眉大豆のみでつくる「京の贅沢」は1丁180円。。ついでながら水の美味しさは手作りの「ところてん」でもよくわかるから試してみては。

●所在地 上京区今出川通寺町東入ル
●電話 075-231-2075
●営業時間
9:00〜18:00
●定休日 日曜日

下鴨神社の北、下鴨本通から東に入ってすぐの小ぢんまりした店構えの豆腐屋。良質といわれる下鴨の井戸水を用いたとうふの数々が楽しめる。地元のお豆腐やさん にがりとうふ『極』260円、おぼろ寄せとうふ300円は一口食べた時に塩気を感じる味わいも不思議。

●所在地 左京区下鴨膳部町1
●電話 075-781-2419
●営業時間
10:00〜18:00
●定休日 木曜日
 
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